臨月までサロンを続けた私が感じた、妊娠と仕事のリアル

30代後半から不妊治療を続け、何度も失敗を経験しました。
長い時間を経てようやく妊娠がわかったとき、嬉しさと同時に、仕事への不安が一気に押し寄せました。

「サロンオーナーとして、このまま仕事を続けられるのだろうか」
「収入はどうなるのだろう」
会社員のような産休制度もなく、すべて自分の判断で進めなければならない現実に、正直怖さもありました。

それでも「できる限りギリギリまで続けたい」という気持ちで、臨月ギリギリまでお客様をお迎えしました。
つわりや体調不良で苦しい日もありましたが、お客様からの「無理しないでね」「応援してるよ」という言葉が、何よりの支えでした。
周りの優しさに助けられながら、なんとか明るい気持ちを保てたように思います。

ここでは、そんな私が妊娠中にメンタルを落とさず穏やかに過ごせた4つのポイントをご紹介します。

💡 ① 無理をしない。できませんと伝える勇気を持つ

自営業だと「自分がやらなきゃ」という責任感がつきまといます。
でも妊娠中は、体が思うように動かない日もたくさんあります。つわりで朝から嘔吐したり、しゃがんで立ち上がるのもしんどかったり、少し動いただけでお腹が張ったり、マイナートラブルも次から次へと発生。

私は「今日は無理かも」と思ったら、素直に周囲に頼るようにしました。
家族やパートナーはもちろん、仕事でも「申し訳ありませんが、今はできません」と正直に伝えるように。
がんばるよりも、頼る勇気を持つことで、心がずっと楽になりました。


📱 ② SNSの情報に振り回されない

妊娠中は、SNSにあふれる「最新グッズ」や「出産準備リスト」が気になりがち。
でも情報が多すぎると、かえって不安や焦りを生んでしまいます。

私はあえてSNSを見る時間を減らし、自分に必要な情報だけを選ぶようにしました。
「何もしなくても大丈夫」と思えたことで、自然と心に余裕が生まれた気がします。


🧡 ③ 人の意見は参考までに

妊娠も出産も、人によって価値観が本当に違います。
「あれはダメ」「これはいい」と周りのアドバイスをすべて真に受けると、心が疲れてしまいます。

私は「なるほど、そういう考え方もあるんだ」と参考までに受け止めて、自分が納得できる方法を選ぶようにしました。
人の数だけ正解がある。そう思えるようになってから、心がずっと穏やかになりました。


🌿 ④ 友人、知人との交流は最小限に。静かな時間を大切に

妊娠中は、体だけでなく心も敏感になります。私はもともと、どれだけ仲の良い友人や知人であっても何かと相手に気を遣ってしまう性格…特に心身共に敏感なこの時期は、人に気を遣うよりも自分の穏やかな時間を優先しました。
私は無理に人と会ったり、連絡を取ったりせず、ゆっくり音楽を聴いたり読書したりお料理をしたり、ストレス発散に自宅でヨガをしたり散歩したりと、静かな時間を大切にしました。

妊娠中は家族やあまり気の遣わない本当に気心の知れた人だけと関わり、エネルギーを温存。
「孤独」ではなく「静けさ」を味わう時間に変えられたことが、メンタルを保つうえで大きな支えになりました。

🌸 完璧を目指さず、頼る・手を抜く・笑うで乗り切る

妊娠中は、心も体も揺れやすい時期です。
それでも少しずつ「無理をしない」「比べない」「頼る」を意識することで、前向きに過ごせるようになりました。

お客様や家族の支えに感謝しながら、これからもがんばりすぎない働き方を大切にしていきたいと思います。

💫 フリーランスや自営業の女性にとって、妊娠は仕事のあり方を見つめ直すきっかけにもなります。
ひとりで抱え込まないという選択が、何より大切なのではないかと思います。

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